一日の８割が日の当たらない土地にある街で、夜の街と言われている。

街の中心に浮き島があり、そこに国王が住む黒い城が立っている。

定期的に武闘会や競技が行われる街で、各地から腕に自信のある人が集まってくる。

冒険者などがよく集まるため、ギルドが多い街でもあり、ギルド宛の依頼などもこの街に多く集まってくる傾向がある。

また、冒険者達の影響で酒場や武器関連の店が多いことでも有名である。

かつてこの国は最強の国と謳われ、全世界の国の頂点に立つほど栄えていた国だった。

エルトフィーナ女王が統べる幻想帝國ならば、複数の国を同時に相手にしようと負けることはないとまで言われていたが、幻想帝國の国民の反乱によって、エルトフィーナ女王は討たれてしまった。

国を治める王がいなくなり、反乱の指揮を行ったゼルグスムが新しい国王になったが、それ以降この国は衰退する一方だった。

国王が現在のロザリア＝ロズヘメルに変わってからは、武闘大会などに力を入れ、冒険者達を集めたり、ギルドを積極的に支援することによって衰退を止める事に成功し、現在のような風潮の国となった。