『リリティス＝エルステア』の姉である『リルフェイア＝アルヴェフラン』を尊敬しており、リルフェイアがリリティスを溺愛するため、リリティスに嫉妬する時期があったが、今ではリリティスとも仲が良い。

年齢的にはリルフェイアとリリティスの間で、リリティスはリルフェイアと共に彼女の事を姉と思っている。

先代の竜族頭首の遺言によって、クローリアが次の頭首に任命されたのだが、彼女が頭首になる事に反対する者達は少なくなかった。それというのも、クローリアがまだ若く、未熟であるためである。そんな彼女に竜族全体の意向をまとめていくのは無理だという主張が強かったのである。もちろん、そう意見する者の中には、クローリアを頭首の座から降ろす事で、その席に自分や自分の一族を頭首の座に就かせたいと考える者も多く、また地竜族は、竜族の中でも発言力が低い地位だったのも起因する。

そして、先代から直々に任命を受けたクローリアであるが、彼女自身もまた、自分は相応しくないと思っており、当時すでに権力や発言力を持ち、クローリア自身も尊敬する『リルフェイア＝アルヴェフラン』こそが相応しいと推薦したのだが、リルフェイアはクローリアの申し出を断り、クローリア自身を頭首に据えるように竜族全体を説得した。そのような経緯があり、クローリアは、最終的に自身が尊敬するリルフェイアの勧めもあり、頭首になる事を決意する事になった。

そんな訳で、現在はリルフェイアや他の竜族達の手を借り、何とか頭首を務めている。

ブレス魔法は竜族特有の魔法で、一度、魔力を体内で高密度に圧縮して、それを一気に放出する事で、爆発的な威力発揮させる魔法である。

地竜族の本質は、『触れたものの高度を変化させる魔法』であり、一度に魔力を放出する事によって、自身の前方の地形を変化させて攻撃する。