空想皇国ファントムビジョンに存在していた特殊強化戦闘部隊歪の華のキョンシー達が魔法で召喚する怪物のことである。

三人一組で構成された彼女達に合わせて用意された魔法であり、三つの魔方陣を一つに合わせて、一体の式を構成する。

見た目は色々な生物が組み合わさった異形な姿をしている。

式は本来、歪の華とは違う部門で研究されていたもので、研究思想は、多種の生物の特徴を持つ生物兵器の製造だった。

制御系に問題が解決できず、単独での作戦を行える知能の構成どころか、軍隊の兵器として投入しても、その荒々しい戦闘スタイルや敵味方が混在する中での、攻撃対象の区別ができず、味方を巻き込んでしまう欠陥を持っていた。

そのため、一度は研究が打ち切られたのだが、少数で破壊工作や殲滅作戦に送り込まれる歪の華の彼女達ならば、味方を巻き込む心配もなく、また、彼女達が式の監督を行う事で、的確に対象の破壊を行えるため、彼女達専用の魔法として再び研究が再開された。

式の生成は、3人のキョンシ―が1つの魔方陣を展開して行う。

メンバー三人の術式の統括、及び式の基本構成を行う司令塔役。

式の脳などの制御系の構築役。

式の肉体生成役を行うという3つの分担に分かれる。

担当は状況に応じて変更可能で、どんなメンバーと組んでも式の生成は可能である。

式の姿は、火、水、風、地、闇の属性の5種類が存在する。

姿は式の基本構成を行う者に埋め込まれた術式によって変わる。

No.壱、弐、参が地属性の『姫山茶花』

No.肆、伍、陸が水属性の『姫浮草』

No.漆、捌、玖が風属性の『姫葛』

No.拾、十壱、拾弐が火

No.拾参、拾肆、拾伍が闇『姫桜』

単独での式の構成は可能であるが、本来三人で行う作業を一人で行うため、全てにおいて、未熟な式しか構築する事ができない。

copyright © 2011 zeffi. All right reserved.