閲覧資料 登場人物
蘭音
【 ranne 】

準主人公、『キョンシー族』の女の子でリリティスの親友。性格はクールでいつも冷静、突っ込み担当。魔法属性は『風』で、『風を刃物のように操る』魔法を扱う。
酒を飲むのが好き。
元々の種族は『シルフィード族』だったが事故によって一度死亡していて、その彼女の亡骸に術式が埋め込まれ、『キョンシー』として再び命を得た。
『空想皇国』の『特殊強化戦闘兵製造計画』の素材として選ばれ、再び命を得た彼女であったが、本人の意思などは関係ないままに、特殊強化戦闘部隊、『歪の華』に配属され、自由意志を奪われ暗殺などの任務を繰り返す事となる。
しかし、任務の中で彼女に取り付けられた制御札が損傷して暴走、その後、そのまま行方不明となっていた。
それから400年後、『田舎町エリュシーナ』の片隅で封印されていた彼女をリリティスが見つけ、偶然にもその封印を解いた事が二人の出会いだった。
最初の頃は長い封印の影響からか、記憶を失っていたため、リリティスが彼女の面倒を見ていたが、ある出来事を切欠に無事記憶を取り戻して、現在はリリティスと同じくエリュシーナで一人暮らしをしている。
『歪の華』での番号は『NO.拾肆』。象徴の花は『蘭』。
種族は『キョンシー』であるが、人を素体として作られる特別な種族なため、生前の種族であった『シルフィード族』の力をそのまま持っている。
それとは別に身体能力の強化や、『式』と呼ばれる怪物を術式で生成する魔法を持っている。蘭音が基本構造及び制御系を生成する事ができる式は闇属性の『姫桜』。
また、『風』の魔力を直接取り込み、自分のエネルギーにする能力を持つ。
武器は二本で対をなす『妖鉄扇の双葉』。
『歪の華』として任務をこなす上で彼女専用に作られた武器で、普段は彼女の側で人魂のような炎を纏って漂っている。